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知られざる幕末の志士 山田顕義物語 [スペシャル]

「ひとの行動にはすべて理由があります。己の欲望のために行動するのか、この世の中のために行動するのか、その理由の深さ、清さ、美しさが、ひとの行動を決めます。それを、ひとは “志” と呼びます」



「あなたが最後までぼくを斬れなかったのは、江戸へ行く理由、すなわち “志” が見つからないからです。行きたい思いだけがあふれても、江戸へ行ってなにをするのかという志が、あなたの中にないのなら、行っても邪魔になるだけです」



「志を強く、高く、掲げる人間になれ。そのために、ぼくたちは学んでいるのです。学ぶとは、その意味を知り、次へと生かすこと。己の欲望を満たすことではありません」



「たかが女じゃと?(中略) では、訊くぞ。おまえは石から生まれたか? 木か? 土か? 違うじゃろ。おまえがいま “たかが” と言うた女からじゃ。おまえは今日、飯の用意をしたか。してないなら、飯は誰が作ったんじゃ。おまえは誰のおかげで生きれとるんじゃ。世の中の半分は女子おなごじゃ。男は自分たちだけで生きておるように振る舞っておるが、それは女子おなごたちがそうさせてくれておるとは思わんか」



「自分が正しいと思うことを貫くには、この世は恐ろしすぎる。正気じゃ、怖くて言えないことも多い。けれど、言わねばならぬ。行動せねばならぬ。だから、自分は喜んで狂人になるんだと、そうやって松陰先生も、一日一日を命がけで突き進んでおられる」



「心に勝手に植えつけた垣根を取っ払ってこそ、物事の本質が見えてくる。世界が広がっていく。世の中と向き合うとは、そういうことだと、晋作さんに教えられました」


TBS/2012年1月2日放送
【脚本】
松本崇天沢彰
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